めぐろのブログ

うたぷりについて語りたいことがある

雪月花の話 その3 月組の衣装についての感想

月組です。

なっちゃん
なっちゃんはわたし、敬太先生の推しじゃないかなと疑ってるんですけど。
だってこんなに服が似合う。こんなに情報量が多くもりもりでも尚全然なっちゃんのパーソナリティが消されず、それは彼が如何に吸収力があってそれでいて己がしっかりしているかという立証に他ならないのですが、だから好きに盛れるんだろうなと思うし、その打てば響くというかふわっと包み込んで僕の好きな服♡みたくしてくれるのって、デザイナーにしたら楽しいんじゃないかなあと思うんですよね。なっちゃんてものすごく受け容れてくれるというか存在するものをそれとして認めてくれるんだけど、それはなんでもOKって言うのとも違って貴方も僕も好きなことをしましょう、っていう自分含めての許しのようなイメージで、わたしは彼を柔らかな暴君と呼ぶのですが、とにかく、とにかくかっこいいんですよね。それが着こなしに表れる。無敵だなあと思います、四ノ宮那月。
シャニフェスの時もなっちゃんのイエローのチェックのジャケットには、チャイニーズノットの釦がついていて、懐かしいね…。あれを見た時も敬太先生が得意技盛り込んでくれた!ってすっごく上がったんだけど、今回はね、全身シノワズリ。とてもとても素敵。
雪月花イベント会場でなっちゃんのスタイリングを見た時の圧巻が忘れられない。月をバックに立つなっちゃんは、なっちゃんの衣装は、ほんとに月を従える貫禄充分で圧倒されました。名前に月を冠する男は違う。流石。静寂に君臨する王だった。あたりの柔らかさに油断してると魂持ってかれるやつ。怖。ほんとうにかっこいい。
このジャケットの素材の特別感。ダークなシルバーグレーのクラッシュベロア。月面のような凹凸が立体感と陰影を作ってとてもきれい。しっとりと光を受け止めて這わせ、更に柔らかく跳ね返す色気のある素材が、四ノ宮那月にぴったりだなと思いました。そして返す返すも月肌を見ているよう。角度によってうさぎのシルエットを浮かばせたりと、光の当たり方により見え方が変わる月のようにロマンティックなテクスチャ。この素材自体がゴージャスなのに、襟に配されたのは黒地にイエローで入った龍と唐花の紋様。ザッツチャイナ。同じ生地をポケットのフラップにも使ってましたね。このマッチングすごいよね、どっちも同じくらい強くて更に腕に入る荘厳なドラゴンの刺繍。トゥーマッチを纏め上げるケイタマルヤマのセンスの良さと、それを着こなす四ノ宮那月の甲斐性ですよ。なっちゃんニュートラルに人の本気を受け止めてわかりましたあ!って微動だにせず当然のようにすっと包んでくれるから、そりゃあここまでやりたいよね、と思いました。四ノ宮那月、宇宙。いちいち敬太さんの解釈が素晴らしい。あとだってさあ、敬太さんさっちゃんのこともちゃんとわかってて、今回サコッシュトートに使ったイニシャル、Nの中にSの文字も入れてくれたじゃないですか。この衣装を着るのがさっちゃんも内包したなっちゃんだと思うと、このボリューム感がすごくしっくり来ますよね。光の加減で表情を変える月のように。まるで違う人格、個人を内包する人の着る服。ああ感動する。
インナーのシャツが白で、地模様が市松なのもすごいですよね。ここに幾何学柄がさり気なくでもしっかりと入ることで、とっ散らかりそうな奔放な素材やテイストを端正に整える。しかもチャイナカラーとチャイナボタンを黒にして引き締めて、コントラストをつけてあげるのがまた、二面性、対比するものを感じさせる。深い。まあ、そういう話はちょっと言い掛かりというか多分に妄想を含んでいるんですけど、それを抜きにしてもこれはボトムスとの繋がりはたぶん意識していて、狭い面積だけどここに黒を持ってくることでパンツだけ黒くて唐突に見えるのを防ぐんですよね。ほら迷ったときはボトムスは黒にすると割と纏まったりするのはわたし自身も何度も普段服を着てて経験したことありますけど、無難に纏めたな〜とか、唐突に黒って力技だよな〜みたいに見えることあるじゃないですか。安易に見えて安っぽくなったりとか。例えばこの衣装のインナーが白一色でもおかしくはないけど、襟と留め具に黒が入ることで上下の繋がり、関係性が良くなってぐぐっとバランスがアップする上に、中央に視線が集まり、派手なジャケットが浮かないんですよね。視線が縦にすっと流れるから、なっちゃんのベリービューティフルゴージャスボディが一層の高級感で際立つわけですね。上手すぎか〜。完璧か〜。さすが11人曲で歌い出しを務める男の衣装。ご立派ですよ四ノ宮さん。
そしてまた素敵なのがカマーバンドですよね。これね、すごいの、カマーバンドすることですごく正統派なルックになる。タキシードスタイルみたいに。なるほどね、と思うんですよ。一気にドレスアップ効果が増して正装っぽくなる。エレガント…!これがあることでまたシャツの白の分量が狭まって視線が上に上がるし、のっぺりしないし、それに何より、だってびっくりしませんでした?なっちゃんの脚長すぎて。スタイルアップ効果抜群過ぎ。さらにそこから落ちるタッセル。サッシュベルトですね。揺れる要素をも作ってよりたおやかなオリエンタルな印象を与えて来る。もう、どこまで盛ってくるのか。しかもいちいち効果的すぎる。なんかたくさん要素盛り込んだ方が最終的にバランス良くなる、っていうのの見本みたいなスタイリングですね。なっちゃんはシャニフェスもそうだったけどね。いやそれはセンスのいい人が絶妙な感覚で成し遂げるから故なんですけどね。とにかく、素晴らしかったです。

 

嶺二。
なんかさあ!
敬太先生は嶺二のことを、スーパーアイドルだって理解してると思うんですよね。あと、みんなのお兄さんだってことを。
今回すごいサラッとさり気なく大人の着こなしですよね。
セクシー。
セクシーって、どれくらい嶺二の構成要素を占めてます?カルナイのセクシー担当って誰?嶺二はセクシー担当ではないのかな。でもさ。
匂い立つような、立ち上るような。
と敬太先生はおっしゃったんですよ。
このことじゃない?嶺二ってそうなんじゃない?セクシー売りじゃなくて、めちゃそこアピールしてるわけじゃないのに、彼がセクシーなことみんな知ってるじゃないですか。敢えてアピらなくてもかわいい系の顔でも匂い立つ嶺二の色気。前回はそれがすごく、先輩の余裕、みたいな感じで爽やかに表現されてたんだけど、今回はもうね、いつまでも子供に合わせてらんないよ、的な。普通に着ててもさらっとエッチになっちゃう雰囲気と服。だってぼくちん大人だからね☆って言うんでしょう…。そういう衣装でしたね。
ジャケットの形はROT三人全員お揃いなんですね!すごいねえ、みんな表情が全然違うねえ。トキヤと同じくショールカラーにびっしりのスパングルを配して、さり気ないギラギラ仕上げ。これエッチだよね。やる気ない風にしてる癖にその実すごくその気って言う。流石背を追うやつは容赦しない人は違う。なんかすごくこの、嶺二の、余裕の底に秘めた本気にぴったりの衣装だと思うんですよ。敬太先生NEVER…聞きました?って感じ。その抑えたギラギラを品よくまとめるのは、トリミングに使ったブレードなんですよね。ギラギラのまま終わらず、ちゃんと包んで収めてあげる。この手間が掛かってる感じがそのまま、ちゃんと細かいところまで気を配って作っています=上質感となるわけです。ぐっと大人っぽくなる。
この布地にね、どこまで意味を見出して良いんだろうなと思いません?ここまで攻めた襟付けておいて、ジャケットの生地の地模様、梅の花なんですよお。可憐か。上品か。いや、花言葉まで意識してるとは思わないんですけど、別にここで龍やもっと絢爛な花々の紋様だって良かったわけで、なぜ急に梅なの?!と思うじゃないですか。たぶんね、バランスなんですよね〜。襟ギラギラでジャケットが白光りする龍だったらヤクザじゃない?っていうね。アイドルの衣装として考えたときのポテンシャル。嶺二の11人の中での役割、バランス。この衣装の完成度としてのバランス。月組で並んだ時のバランス、ROTで並んだ時のバランス。そして嶺二のパーソナリティ。そういうのを全部上手くこなしてしまう、まさに寿嶺二その人のための服、衣装が、これなんだなあと、ものすごく納得してしまう。かっこいいよねえ寿嶺二。
そしてそのジャケットをさらにさらりと羽織らせるためのインナー。白と黒の斜めストライプで黒はレース使いのシースルーですよ。これ、わたしはこのレースが透けてるより何より、セクシーだと思ったのは襟の開き具合でした。この、首元、鎖骨からインナーの襟までの距離。ジャケットを羽織ることで切り取られる肌の分量。少し多めででも品位を損なう程ではないこの絶妙さこそがセクシー。なんかすっごい信頼されてるんだな嶺二、敬太先生に。その着こなし力を。アイドル力を。だらしなく見えない、セクシーアピールに見えないすごくいい分量で開いてて、これを例えばまじセクシー担当がやったらえろ〜みたいになるところを、嶺二だからちゃんと清潔感とアイドルらしいコケティッシュさの表現として完成させられる。でまた本人も「これ涼しくて最高〜」みたいな色気のないコメントするところまで合わせて完璧じゃないですか?寿嶺二、アイドルの鑑。斜めストライプなのもちょっとスポーティで速そうで(?)、アクティブなかんじをここに持ってくるのいいですよね。
あとね、全開で見せるよりちら見えの方がエッチな感じするのは皆さん様々な場面で体感でご存知だと思いますが、だからこの斜めストライプの角度はちくびが見えない角度になってると思います!ちゃんと考えられてると思います!なんかすごいえっちとかセクシーとかたくさん言ったけど、この余裕のタウンウェア感がすごく素敵で嶺二に似合ってて大人っぽくてでもアイドルで、すごいなあと思ったんですよね。
あと、丈!この絶妙な丈感ね!!これ見事〜素晴らしい〜。インナーの丈とジャケットの丈が掛かって残るボトムスの見え方が、すっごくいい。嶺二はそんなに身長が高い方ではないから、あまりにスーツっぽく着ちゃうとモデル体型組にはバランスとして不利だけど、インナーとジャケットの丈を合わせて足の付け根がギリギリ隠れる長さにしたことで、足が一層長く見える仕掛け。これ上手いですね。嶺二嬉しかったと思う。私服でもここ狙ってること多いと思う。
タイトなシルエットのパンツに対してつかず離れずのルーズフィットに整えられたトップのシルエットも嶺二らしい熟れた余裕の表現でとてもいいと思いました!

 


藍ちゃん。
藍ちゃんはね、高級不良スタイル。
藍ちゃんが年相応の若々しいルックを着ているのってなんかこうすごくグッときませんか…わたしは来ます。で、すごくグッと来てですね。なんか込み上げるものすら感じました。
なんて言うんだろうなこの、若々しいのに貫禄がある感じ。ワルなんだけど知性があって静的な存在感があって、でも動くと俊敏、みたいな。わたしはその感じをまるっとまとめて「アッシュみたいじゃん」と思ったんですけど。ご存知ない方はすみません。ストリートギャングのボスでIQ200のビューティフルな若者です。
とにかく、スタイリッシュで、でもアイドルらしいカジュアルさがあって、藍ちゃんとてもかっこいいなと思いました。前回のときもそうだったんですよね。藍ちゃんをキラキラのトップアイドル、ポップスターとして輝かせてくれる衣装。そのコンセプトはやっぱり変わらないし、すごく若々しい…若々しいって今言わないよねなんて言うの?若い人向け、ヤングな(どんどんひどい)、まあそういうね、特別に大人っぽいスタイルやアイテムではないのに、ちゃんと初めて見る藍ちゃんなのがすごいなあって思いました。
ジャケットはスカジャン、スタジャンの形で、片袖は白、片袖は黒なんですよね。黒には全員共通のメンバーカラーの昇り龍。なんでこれこっちだけ黒なのかなと思ったんですけど。……夜、なんじゃない?夜空。月組だから。という、ポエティック(?)な妄想をまず最初にぶちかましておきますね。他にはね、白地にラベンダーの龍はちょっとファンシーになりすぎちゃったのかなとか、一番濃厚なのは衣装っぽい非日常感の演出かな、とも思いました。両方黒は重い。両方白はちょっとありきたり。そこでもういっそコントラストドン!みたいな感じ。でもさー夜空だったらいいよね?もしくは月の満ち欠けだよね。光が当たってる側が明るく見えて、影のところが欠けて見える月のようにこう、右袖が光を受けてる側で、左袖が影なんだあ(自己満)。
この、サテン地というものがとても好きなんですけど。光沢と影を生む素材。光の濃淡が影にゆったりと広がっていっていつしか影にしっとりと飲み込まれるような輝き方をするじゃないですか。なんて情感豊かな光沢なのかと思うんですよね。コスプレイヤーさんなどはサテン地はお馴染み素材かもしれませんが、そうなると布の価格によって光沢の質に如実に差が出るのをご経験されていると思います。綺麗でしょう藍ちゃんのブルゾンの光沢。しっとりとした質感。これはシルクではなくポリエステルだと思うのですが、なんだか地厚で重厚感があって良いですよねえ。輝きが溜まる感じがする。こういうの、ああこだわって選ばれたんだろうなと嬉しくなる。最近の素材はどんどん質が良くなっていて、昔のように絹でないと!みたいな感じではなくなってるし、むしろ天然素材を超えようとしているのだろう気概を感じるものもたくさん出回ってるから、素材を丁寧に選んでくれてる、もしくはお気に入りを使ってくれたんだろうなと思って、すごく嬉しくなりました。
敬太先生がトークショーで、月のイメージとして、見上げてほっとするような、とおっしゃっていたのがとても印象的だったんですけど、あ、そうか、と思って。わたしの中にその感覚はなくて、ないというか忘れていて、確かに夜道で空を見上げて月が見えたら見守られているような安心感があるなと思ったんですけど、クールだったりミステリアスだったりするだけじゃなくて、そういう月の道標的な役割、見守る存在、温かみみたいなものも考えてデザインされているということが知れて、丸山敬太さんという方の感受性にすごーく感動しました。だからそっち方向に作ってしまうとどこまでもクールビューティになりすぎてしまう藍ちゃんはわざとスーツ、ジャケットスタイルじゃなくて、スタジャンのようなブルゾンを着せたのかな、とか。それと同時に、でもやはり全員ミステリアスでクールで匂い立つような雰囲気にしたかった、とも仰られていて、月組4人のバランスを取るのも難しかっただろうし、足し算引き算が楽しくもあっただろうなと想像しました。その、見上げた時にほっとさせてくれる月と、ミステリアスでクールな印象の月の、満ち欠け。月だけに。上手い!
月に蝙蝠、って洒落た取り合わせですよね、粋。わたしは着物を着るので前に調べたんだけど、日本では昔から、家紋にはないけど洒落紋として使われたみたいで、今でも和服の柄でよく見ますよね。でね、これって元々中国から伝わった吉兆紋なんですって、蝙蝠。中国!オリエンタル!シノワズリ!世界は繋がっているんですね…。
この、藍ちゃんの左胸の上辺りに蝙蝠が飛んでるの可愛いですよね。ブローチみたい。そして、使い魔みたい。なんかすごくかわいくて、相棒みがあっていいなって思いました。ブローチっぽさはちょっと意識されてのこの位置な気がするな。
インナーはパープルとブラックのボーダーで、パープルとブラックってやっぱり妖艶な取り合わせだからだと思うんですけどこのブラックはレースじゃないんですよね!四角いブラックのスパンコールが縫い付けてあった。手間〜。クチュールみ〜。丁寧〜。スパンコールをつけることで輝きが出て衣装としてのドレスアップ効果が期待できると思うんですけど、それをボーダーっていうみんなに馴染みのカジュアルな柄の中に閉じ込めるのがすごくいいなと思いました。あとこれタンクトップなんですかね?リブ素材で…そこがなんか…生々しくて良かった…伸縮性と吸水性に富んだ素材…藍ちゃん汗かかないけどね…。
白のボトムスいいですよね!!黒だったら地味だけどバキッと締まってかっこよくなると思うけど、白なところがアイドルー!プリンスー!と思いました。この白黒の振り分けがいちいち絶妙だよ世界のケイタマルヤマ!!
あと!藍ちゃんの!おでこが!かわいい!!

 


セシルです。
セシル様……!!!
若。
とお呼びしたい。
不思議にアラビアンナイト。なんでだろう。何がだろう。個人の主観かな(そうです)。
とにかく、
王子…!
と思ったルックです、雪月花イベント会場で。
端正さと隙のバランスが絶妙ですよね。セシルってそうですもんね。すごいなあ。
シャニフェスの衣装の時、敬太さんがセシルの衣装のことを「宝石のような色」と表現されたのがものすごく衝撃で忘れられないんですけど、それ以来わたしの中ではセシルは宝石のような王子なんですけど、今回も本当に…まるで翡翠ペリドット(全然違う石じゃん)。オリエンタルだから翡翠かな。色はペリドットが近いけど。
カミュ様のところでも言いましたが、カミュ様と同じスタイル、形の衣装なんですよね。気づくのに時間かかっちゃったよ、表情が違いすぎて。
いやもうほんときれいですよね。どこから言いましょうか。あんなにカミュ様のところで語りましたけどもう1回言いたいくらいに綺麗なこの前立て…襟から裾に掛けてのベルベットのトリミングの話します?ちょっと前回より控えめにしますけど(でもするんだ)、これね、セシル様バージョンは、ジャケットの身頃も黒、襟も黒、なんですけど。ここ、これ、この素材の違い!これ、興奮するでしょう?光沢感のある市松状の織模様が入った身頃の生地と、光を吸って内包してしまうようなヴェルベットとのコントラスト。同じ黒なのにこの黒の違い。色の違い、質感の違い、輝きの違い。美しい。これが、美。
あのー、セシルがね。猫のように自由な心を持つセシルが、この整然とした幾何学模様の織模様の服を着るということ。そこにそこはかとないロマンと興奮を包み込むわけですよ、この服は。幾何学模様はやはり、すっきり、かっちりした印象を与えると思うんですけど、それがこのジャケットの端正な印象を作り出し強調しているんですよね。形が綺麗なのでもちろんスタイリッシュではあるんですけど、この地模様が更にそこを引き立てている。ハンサム。ジャケット丈が長めなのも静的な印象を与えて、とてもしっとりと大人っぽい雰囲気に仕上がってますよね。市松市松言っといてあれですけど、市松と言うか編み柄模様なのかな。籠編み。それでも、規則性を持った柄なのでどちらでも良いですけども。
でね、このジャケットもやっぱり身頃から袖にかけての淀みないラインが美しいんですけど、カミュ様の衣装を見た時はここにカミュ様の腕が入るんだなあ、と思ったんですが、セシルのこのジャケットを見た時は、この肩、袖から繋がった身頃がスータセシルの胸板に乗るんだな、という妙な感慨に耽りました。今自宅で自分が撮影した画像を見ても、会場で購入したメモリアルセットの中の写真を見ても同じことを思いますね。皆さん、このジャケットの身頃は、セシル様の胸板に乗り、包みます。(……。)(でもすごい感動的じゃない?)
あとあの、袖の折り返しのライトグリーン、素晴らしい色じゃないですか?数多ある黄緑色の中でも本当に美しい色合い。染めたのかな?くらい綺麗。センスいいなあ…!って感嘆してしまう色選びだと思いました。
さあそしてインナーですが。
襟がまず、白のシルクサテン(ポリですかね)。この色映えの良さ、とんでもなく美しいですよね。何に映えるってセシルにですよ、セシルの褐色の肌に。これかな。この肌色とシルク光沢(ポリかな)(しつこい)のホワイトとのコントラストがアラビアンナイトだと思わせるのかな。要するに、非の打ち所のないエキゾチック。エキゾチックビューティ。はあ…。きれいですね…。はい、とにかくこの襟はね、しっとりとした質感ながら禁欲的な印象のスタンドカラーなわけですよ、チャイナカラー。ここで凛とした表情を見せておいての、総レース。
思わず改行するよね。
あの、透けてることに興奮するのではなく、ここがレースだということに興奮してください。襟はレースじゃない。でも身頃はレース。そしてヴェルベットの襟が乗るんです、ジャケットの。このコントラスト。白と黒のコントラスト、レースとヴェルベットのコントラスト。襟と身頃のコントラスト。セシルとレースのコントラスト。この足し算引き算の緻密な重ね合いが、この上質感を通り越した王室感を生んでいるのだと思います。感動的。
そう、別にこのチャイナボタン、既製品をつけたっていいのにこれも当然手作りなわけですよね。襟と同じ素材で。チャイナボタンは割と象徴的なアイテムなので目が行きやすいけど、だからこそ襟と同じ素材で作ることでポイント=引き締めになりつつ、逆に悪目立ちしない統一感が出る。もちろん、レースとの質感の違いも出ますよね。
レースがすごくエレガントで繊細でフェミニンなイメージがある、という話はもうしましたが、その下からセシルの肌が透ける、というのはもちろん敬太さんは計算づくですよね、どう考えても。11人を並べてみても際立つ彼の美しい長所を遺憾無く発揮する仕組み。ちらっと見えるだけで構わない、効果絶大な魅力。それを襟とチャイナボタンで閉じ込めるのがねー。もうねー。セクシーですね。そして当然、端正な印象のジャケットとレースのインナーの世界観の違いも醍醐味。素晴らしい!
ボトムスはホワイトで、凛とした印象のジャケットから滴るように落ちるドレープが、ジャケットとパンツの関係性を高めつつまた、柔らかな印象をプラスして王子様みに拍車をかけつつもまとめ上げるという素晴らしい仕上がりとなっておりますね…。

 

という、月組の4人様でした。
匂い立つ月組。歌うように自由で、微笑むようにミステリアス。
素敵。