めぐろのブログ

うたぷりについて語りたいことがある

神宮寺レンフレグランス Glamorous Freesiaの個人的感想

香りを一日纏ってみての感想です。

個人の感想ですのでどなたかのご意見、ご感想と相違があっても、あなたはあなた。わたしはわたし。

正解とか多数決ではなく、お互いの感性で楽しめるといいなと思います。

 


スプレーしてまず、思いのほかグリーンノートが香ったのに驚いた。これは予想してなかった。

なにもう。

わくわくした。

華やかな清涼感で胸が満たされる。はじまった、って感じだった。

しっかりした花の香りに透明感を与える、草や葉、木の香り。

 


その瞬間わかった。

レンが、花束を届けてくれるんだと。

 


イメージとしてはこう。

 


満開の金木犀の生垣の奥から、色とりどりの花に瑞々しい葉をあしらったブーケを手にしたレンがやって来る。

 


そういう香りなんだと。

 


フリージアの清廉にしてあでやかな香りが風に乗って流れる中、すぐに甘くふくよかなヘリオトロープが溢れるように香る。

 


なんか泣けてくるよ。

 


甘く豊かな夢のような時間を表現するのに、バニラとかじゃなくて豊満な香りを放つ花を持ってくるところ。

仕事丁寧かよ。

その奥で根底にずっと漂う深みのあるシダーウッドは、微かな苦味もともなって、とても思慮深げな落ち着いた香りがする。

たぶんね、レンがいる、と思ったのはこれなんです。シダーウッド。

 


この間、レンは左右どちらの腕を下にして腕を組むのかな、と思って、そしたらシャニライに答えがあるよと教えて頂いたのですが、左腕が下、だったのね。

アウトプットが左脳寄り。

そこですごく納得して。そっか、と思った。エモーショナルに情熱的にロマンティックに惹かれながら、冷静で客観的で論理的なアウトプットをする人なんだなあ、と思って。

 


シダーウッド、そんな香りするじゃん。思慮深げで落ち着いた。渋みを甘さが包むような。ほんのちょっとだけスパイシー。

森林の中を歩いていて感じる、清々しいけどうっとりと重い、深い香り。香ばしいような渋みやスパイシーさがアクセントとしてどこからともなく香るようなね。あんな感じだよ。

 


華やかさの根底に、密やかに香り続けている深み。

これ、レンなんだなって思った。本人がどう思ってるかはわからないけど。

 


安心感のある寛容なシダーウッドの上で、自由にくつろぐ花々の香り。

カーネーションはわかんなかったけど、このフレッシュなフローラルの香りがそうなのかな、とは思った。

ジャスミンがゆったりと楽しげで、ちょっとエキゾチックなのがいい。甘くて、豊潤。

花の香りはみずみずしいところがいい。

ヘリオトロープがほんとうに豊かで、魅惑的。

暑い国の花って、こういう誘惑的なところがある。

この開放感が、たしかにグラマラスだよレン、と思った。

それでいてエレガントであり続けるの、上手いな。

レンプロデュースだもんね。

スマートでなくちゃね。

 


ミドルがねえ、かなりたっぷりたのしめて、ラストに向けてほんと、溢れてく感じなのね。

すごく素敵。

とても豊かで、多彩でドラマティックなんだけど、ベースにシダーウッドが香っているから全部がまとめられちゃう。

 


ねえ。

レンてさ。

 


独占欲がつよい。

 


花束持って迎えに来るの。

それで次から次へと手を変え品を変え楽しませて、めくるめく華やかさで気を引き続けて、一緒に楽しんでるくせに、その根底ではもうずっと、

離さないよ

って。

それだけなんだよ。

そばにいるよ。オレだけ見てて。

ってレンが言ってるんだよ。

 


こんなに自分が、滲むどころかめちゃくちゃ存在してる香りだって本当に本人わかってるのかな。

軽やかなふりして、濃厚。


そしてあでやかな香りのあと、いつの間にかキンモクセイが香ってるの。

 


このせつなさ、わかる?

 


楽しく一日を過ごして、気づいたら日が暮れかけてて、金木犀の香りが立ち込めてる、あの感じ。

ノスタルジックなせつなさに、ほんと、泣きそうになる。

 


きっと、本人の「良い香り」の記憶の再現もあるんだろうと思った。

レンの中にもともとあるものがたくさん入ってる気がした。

それを惜しみなく届けてくれて、

瞳を閉じてごらん ……オレは傍にいるよ

と言わんばかり

ですよ

 


こだわりを詰め込んだ

って言ってたけど

本当にそう

わかる

 


だって今回

オレンジはもちろん

なんと言っても薔薇を使ってないの

 


こんなことある?

 


と思ったけど

だっていいんだもん

薔薇はレンだから

 


薔薇の香りって気高くて

一般的にイメージされてる甘い香りというよりちょっと「我が」みたいなところがあって

もちろんそれがすごく良くてさ

薔薇は薔薇の香りの唯一無二性が素敵だなと思うんだけど

レンは今回たぶんそれはいちばん言いたいところじゃなかったんだな

 


なんかさ

ソロアルバムジャケットで 何も着ないで生まれたままの姿で出てきた

あの神宮寺レンだなって感じがする

 


花はどれも綺麗って

全部いい香りって

まさに あの歌詞みたいに

 


とびきりチャーミングな香りだよ

とレンは言って

いや

チャーミングなのはあなたでしょ

ってかんじなんだけど

 


チャーミングってさ 魅惑的ってことじゃない?

そこにセクシーが内包されてるのがいい。全面に出るんじゃなくて。

 


ミドルからラストが、たっぷりとセクシーだとわたしは思った。

 


セクシーってさ、たとえば、黒の下着だけがセクシーなわけじゃないじゃない。

白の下着を着ててもセクシーな人や、関係ってあるじゃない。

距離感だったり、温度だったり。

親密さとか。

逆に、楚々とした風情だったり。

 


レンて、そういうのを知ってる人なんだなあ、と思った。

 


でもそのセクシーさとか、セクシーな関係って、その人を表すぜんぶではなかったりして、そういうのすべてひっくるめて、チャームになるんだよね、ってかんじ。

そういうセクシーさだと思った。

 


朝9時につけて、いま19時半。

10時間経ってもまだ香っている今はもう、眠るための香りって感じ。

楽しくて、しあわせだった今日を、穏やかに振り返ってる感じ。

絶妙に微かにスパイシーなのが、今日を忘れない、って感じに思える。

 


ああ、楽しかったな。

すごく素敵な香りをありがとう。

レンからのプレゼントだな、と思った。